□生保・損保ともにネット通販に押されて個人顧客が現状している
□個人マーケットが縮小しているので法人マーケットにシフトしたいが、開拓のノウハウが乏しい
□以前に比べ、保険会社の社員(営業・事務部門)のサポートが得られにくくなっている
□保険会社に契約規定などの照会をしても「AIで照会して」と言われ、的確な回答が得られない
□損害サービス部門から「この事故は支払対象外」と言われたが、納得のいく説明が得られない
□取引保険会社が一社しかなく、他社の動向や商品の情報が得られない
このたびのコロナ禍で、いろいろなことが一気に変わってきました。
最大の変化は「オンライン化」の急速な進展でしょう。
「人」と「人」との接点で成り立ってきたと思われる保険ビジネスも、個人分野では「オンライン化」により様相が一変、顧客の多くはその変化に柔軟に対応しつつあります。
そして、この変化は長らく代理店制度を販売基軸としてきた保険会社が、そこからの脱却を図る大きな契機となっています。
その変化の中で最も影響を受けるのは、まちがいなく「プロ(専業)代理店」でしょう。
保険業界は「小規模」かつ「成長性・生産性」の低い販売チャネル整理の動きを加速させており、プロ代理店も例外ではありません。
もはやプロ代理店は「保険に詳しい・機動力が高い」というだけでは金融・ITなど他チャネル代理店との差別化が難しくなるばかりか、そのビジネスモデル自体が市場および保険会社から必要とされなくなる時代がそこまで来ています。
この状況の中でプロ代理店が生き残るためには、
戦うマーケットを「中小企業」に絞り込み
事業を「保険販売業」から「リスクソリューション(顧客のリスクに関する課題解決)サービス業」へ転換
することが最善策であると、私たちリスク・エイドは考えます。
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リスクマネジメントの普及・定着に貢献することで自分自身の成長を実現する
リスク・エイドは、わが国にリスクマネジメントの正しい考え方とその実施方法を普及・定着させることにより、安全・安心な社会づくりに貢献することを目的として、2002年1月17日に設立されたNPOです。
わたしたちは企業や団体、地域や家庭のリスク対策の実行をご支援することにより上記の目的を実現すべく、セミナーやコンサルティング、各種リスク対策ツールの提供など、さまざまな支援活動をおこなっています。
それらの活動を担う中心的な存在が「リスクアドバイザー」です。
リスクアドバイザーは、リスクマネジメントに取り組む企業等に対しアドバイスや教育研修、具体的リスク対応策の提供など、さまざまな支援を行う専門性の高い職業です。
リスク・エイドでは、リスクアドバイザーを目指す方へこれらの職務を担うために必要な知識と実践ツールおよび、能力維持・向上のための継続的な機会を提供しています。
リスクアドバイザー養成講座は、企業リスク対応のプロフェッショナルとしての第一歩を踏み出そうとするあなたに必要なエッセンスがしっかり盛り込まれた実務講座です。
主に損害保険を取り扱う、またはこれから取り扱っていこうとする専業保険代理店(プロ代理店)の方で、中小企業マーケットで活躍する意欲をお持ちの方の受講を想定しています。ただし、受講者資格に制限は設けておりませんので、どなたでも受講いただけます。
講座は、ベーシック・アドバンスの2つのコースに分かれており、ベーシックコースの修了要件を満たし、かつ修了試験に合格した方は「リスクアドバイザー」として認定されます。
(認定には資格認定会員登録が必要)
また、アドバンスコースの修了要件を満たし、かつ修了試験に合格した方は「シニアリスクアドバイザー」として認定されます。
(認定にはシニア会員登録が必要)
※アドバンスコースの受講にあたっては、ベーシックコースの受講・修了が必要となります。
リスクマネジメントの基礎を学ぶとともに、中小企業が保険代理店に期待する本来の役割に焦点を当て、
「保険販売者」から「リスク対策支援の専門家」として変身するためのポイントを押さえていただきます。
また、実際のコンサルティングの場面で使用する対話ツール等についても、その使用・活用方法を習得していただきます。
ベーシックコースの修了者は、NPO法人リスク・エイド登録「リスクアドバイザー」として、リスク・エイドのコンテンツを活用したコンサルティング活動ができるようになります。
開催日時 | CHAPTER | 概要 |
1日目 | 1.リスクアドバイザーとは | ①制度及び活動内容 ②求められる機能と役割 ③社会の要請と今後の展開 |
2日目 | 2.中小企業のリスク対策 | ①現状と問題点 ②今後の方向性と目指すべき姿 ③リスクアドバイザーがまずやるべきこと |
3日目 | 3.リスクマネジメント基礎理論 | ①リスクとは? ②リスクマネジメントとBCP ③コンサルティング基礎技術 |
4日目 | 4.損害保険プログラムⅠ | ①なぜ「プログラム」なのか ②「プログラムミス」はこうして起こる ③「いいプログラミング」のポイント |
開催日時 | 実施方法 |
4日目 | 4日目の受講終了後、オンラインにて開催(Microsoft Formsを使用) |
リスクアドバイザーとして、より高いレベルで企業等のリスク対策支援をするために必要な知識を学びます。
特に、今後中小企業にとっても大変重要となるBCP(事業継続計画)について、
国や地方自治体の施策動向、企業財務知識、BCPの策定プロセスに加え、具体的リスク対策として必須となる損害保険プログラム技術について、実例も交えながら体系的に学びます。
アドバンスコースの修了認定者は、NPO法人リスク・エイド登録「シニアリスクアドバイザー」として、
リスク・エイドが受注したコンサルティング・セミナー業務等を有償にて受託することができます。
開催日時 | CHAPTER | 概要 |
1日目 | 1.リスクマネジメントプロセス | ①実態の把握(資産状況・ロケーション・人的資源・業務内容・収益構造) ②リスクアセスメント(リスク特定・リスク分析・リスク評価) ③リスク対応(リスク回避・リスク低減・リスク移転・リスク保有) |
2日目 | 2.事業継続マネジメントシステム | ①マネジメントシステムとは ②BC(事業継続)に関わる施策の動向 ③事業継続マネジメントシステム(BCMS)構築支援の実際 |
3日目 | 3.企業財務の基礎 | ①財務諸表 ②財務会計と管理会計 ③財務インパクト・シミュレーション |
4日目 | 4.損害保険プログラムⅡ | ①損害保険商品の構造を知る ②損保会社各部門との折衝技術 ③「いいプログラミング」の実際 |
開催日時 | 実施方法 |
4日目 | 4日目の受講終了後、オンラインにて開催(Microsoft Formsを使用) |
コース名 | 開催日(毎回16:30~18:00) | |
ベーシックコース | 1日目 | 2024年1月9日(火) |
2日目 | 2024年1月16日(火) | |
3日目 | 2024年1月23日(火) | |
4日目 | 2024年1月30日(火) | |
修了試験 | 2024年1月30日(火) 18:00~19:00 |
オンライン (ZOOM) | 開催日前にZOOMミーティングルームのURLをE-mailにてお送りいたします。 |
伊集院 剛史 (いじゅういん たけし)
NPO法人 リスク・エイド副代表理事
レインズ株式会社 代表取締役社長
レインズ総研株式会社 代表取締役
1966年 神戸生まれ。甲南大学法学部を卒業後、同和火災海上保険(現あいおいニッセイ同和損害保険)に入社。在籍中の10年間を営業社員として過ごし、そのうちの3年間は企業営業部に所属、
官公庁・ゼネコン・製鋼会社・製薬会社・リゾートホテル運営会社・サウナ&カプセルホテル運営会社・酒造メーカー・コンビニエンスストア本部など、多種多様な企業を担当。
それぞれの企業が抱える課題と向き合い、具体的リスク対応策の検討・特殊な保険プログラムの作成・それらの保険事故発生時における火災新種損害部門との複雑な折衝に多く携わるなかで、
企業リスク対応のさまざまなノウハウを蓄積する。
1998年には企業顧客を対象とするリスクコンサルタントに転身することを決意し同社を退職、現在のレインズ総研株式会社を設立する。
保険会社勤務時代に培った企業リスク対応力と豊富な商品知識を駆使し、上場企業から中小・小規模企業まで、さまざまな企業顧客を主要基盤とする保険代理店事業を展開するとともに、
企業に対するリスクマネジメント・コンサルティング、従業員教育、セミナー運営、リスク診断ソフトの開発などに携わる。
2002年には日本国内におけるリスクマネジメントの普及・定着を目的に掲げ、志を同じくするメンバーと共にNPO法人リスク・エイドを設立。
現在は日本最大級の職業会計人全国組織との連携のもと、リスクマネジメント研修・BCP策定支援・リスクアセスメントレポートなど各種コンサルティングツールの開発に従事している。
2023年 12月29日
新規受講 | 30,000円 |
再受講 | 10,000円 |
修了試験 | 3,000円 |